公式ブログ “Como esta! BIO PARK”
ファーブル伊藤の生き物日記「秋の鳴く虫と日本の昆虫展」が開催しています。
昆虫館は初夏から行なっていた「世界のカブト・クワガタ展」から秋の展示に変更しました。タイトルは「秋の鳴く虫と日本の昆虫展」です。今までは外国産の昆虫の生体と標本ばかりでしたが、この秋は日本の住む昆虫の生体と標本の展示となっています。 日本の昆虫と言ってもたくさんの種類がいますので、その昆虫から飼育展示可能であり名前の知られているもの、または面白いもの、この時期に入手出来るものを選んで展示する種類を決めてそれを集めるのです。 長崎バイオパークは自然が豊かな公園ですので、色々な昆虫たちが自然に生息しています。雑木林にはセミやクワガタのなかまが、草原には多くの種類のバッタやキリギリス、コオロギのなかまが、池にはゲンゴロウのなかまやアメンボ、ミズカマキリなどが生息しています。園内に生息していないものは採集に行ったり、知り合いから送ってもらう場合もあります。
そこで今回は私が月に一度出演させて頂いている、長崎ケーブルメディア「なんでんカフェ」の番組内でその採集を行いました。番組のレギュラーのよしもとの芸人である長崎亭キヨちゃんぽんさんに一緒に採集をお願いしたのです。 この写真はクロキツネザルの池でハイイロゲンゴロウとアメンボを採集したときにものです。まだ、最初のミッションなのでキヨちゃんも笑顔ですがそれからが大変!10時から始まった採集はこのゲンゴロウ、アメンボから始まり、園内の順路でのハンミョウ。駐車場でのバッタ、コオロギ。コンゴウインコ舎でのカマドウマ。最終の採集が夜間のクツワムシでした。終わったのが20時過ぎとなりました。 キヨちゃんのおかげで空いていた水槽すべてに予定の昆虫たちが揃いました。
一部南西諸島のクワガタやナナフシなどが展示されていますが、他は長崎県内で見られるもしくは見られた昆虫ばかりです。身近に住んでいるのですがあまり気付かない、もしくは見たことはあるが名前を知らない昆虫たちもいると思いますので、ぜひ昆虫館でその虫たちをご確認ください。なお、標本では秋に見られる昆虫を中心に様々な日本を代表する昆虫などが展示しています。 この昆虫展は11月30日までの展示となります。
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